Le Soleil：いろのおはなし

私たちが日ごろ目にしている色には、それぞれに色の持つエネルギーがあります。
その色を目にしたり身につけたりすることで、色からエネルギーを受け取ることができます。

ある色が急に眼に入るようになったり、今まで好きだった色が急に嫌いになったり・・・
物事にプラス面・マイナス面があるように、色の持つエネルギーにもプラス面・マイナス面があり、その時の心理状態によって色の見え方、感じ方も少しずつ変わってきます。

「この色が気になるときは、どんな気持ちなの？」
「この色を見たくない、嫌だと感じる時、心はどんな状態なの？」
「こんなとき、どの色がパワーを与えてくれるの？」　

・・・など、ここでは色が持つエネルギーについて、簡単にご紹介します。

	◆レッド◆
	火、血、マグマの色「レッド」は力強いエネルギーをもつ色で、積極性や行動力などをあらわします。また「愛」の基本的なエネルギーを表す色でもあり、愛情深いことを表します。エネルギーにあふれる分、それがネガティブな方向に向かうと怒りや嫉妬という感情として表れることもあります。とても力強いパワーを持つ色です。現実世界で地に足をつけたいとき、現実にしっかり目を向けて踏ん張るとき、ここ一番！で力を入れて頑張りたいときに、レッドのエネルギーがあなたをサポートしてくれるでしょう。

	◆オレンジ◆
	明るい南国の太陽のような「オレンジ」は、陽気で幸せに満ちた輝きを与えてくれます。向上心や発起心、自尊心の色ともいわれ、自分に自信があり、行動や発言に責任を持つことを表す色です。オレンジが気になって仕方がない場合、心の中に癒されていない傷があり、それを現在癒そうとしている状態であることがあります。また、何かに不安や恐怖などで焦っている状態であることを表すこともあります。オレンジはネガティブな感情を解放して、トラウマやショックでバラバラになったものを元に戻すというエネルギーがあり、傷ついても立ち直る力を持っています。深く傷ついたとき、オレンジはあなたの立ち直る力をサポートしてくれるでしょう。

	◆ゴールド◆
	光り輝く「ゴールド」は、自分の中にある黄金の価値、自尊心を表す色です。自分自身の長所を理解し、自分の魅力や能力がどこにあるかしっかり意識し、表現できます。頭がよく、直観力や洞察力が強く、見抜く力を持ち合わせています。自分の考えに自信があるため、頑固で個人主義になりがちなところがあります。自分自身の内なる輝きを見ることができないとき、原因不明の深い恐怖を感じることがあります。外から得た知識を十分に吸収できないとき、深い混乱を感じることもあります。自分自身の価値を見つけ出したいとき、洞察力を身につけたいとき、ゴールドがあなたに力を貸してくれるでしょう。

	◆イエロー◆
	「イエロー」は「個」とつながる色で、自分を知って自己実現していくときに、大きな支えとなる色です。大事なことに気付いたとき、やりたいことに目覚めたときに選ぶ色ともいわれます。イエローを好む方は知識欲旺盛で、未完成のものや新しいものに惹かれる傾向があります。信号機の「黄色」と同じように、大事なことを見落としていないか？という注意を促します。また、不安や迷い、恐怖を感じていたり、人に弱みを見せたくないという心を表すこともあります。なにかを勉強するとき、リーダーシップを発揮しようとするときに、チアフルで元気なイエローが力を与えてくれるでしょう。

	◆オリーブグリーン◆
	オリーブの木は、痩せこけた大地に曲がりくねりながら育つことから、「オリーブグリーン」は時間がかかるが必ず成功する、ということを表します。成功するためにはいくつものプロセスが必要であることを知っているため、目的地にたどり着くまでの過程を大切にします。目的地までの過程が苦しいものであったとしても、その過程を乗り越えるための忍耐力を持ち合わせてます。また女性的な優しさや気遣いで、周りの人を見守りながらまとめていく女性的なリーダーシップを表す色でもあります。この色が気になるとき、とても苦しい状態であることがあります。苦しい状況の中で、最後まで自分の進む道を信じることが出来るか、ということを試されている状況であることもあります。また繊細で傷つきやすいのに、しっかり者というイメージが強すぎて人に弱みを見せられない、ということもあります。苦しい状況を乗り越えようとするとき、我慢強く耐えることが必要なとき、オリーブグリーンはあなたの頑張りをサポートしてくれるでしょう。

	◆グリーン◆
	森や草原の色でもある「グリーン」はリフレッシュやリラックスをしたいときにもちいられるように、穏やかさや時間的ゆとりなどを表す色です。物事の中心になる大事な部分を見抜ける力と、全体を見られる視野の広さを持っています。調和や周囲の人の気持ちを大事にしすぎて、気付かないうちに心の中で怒りを貯めてしまっていたり、完璧主義になりすぎて頑なになってしまったりする一面もあります。心で感じる怒りを認めて、心のスペースを取り戻しましょう。物事を客観的に眺めようとするとき、本質を見極めようとするとき、自分の時間を大切にしたいとき、グリーンを取り入れて自分自身を中心における力をもらいましょう。

	◆ターコイズ◆
	楽園の海のイメージを持つ「ターコイズ」は、楽園の海にいるドルフィンのように自由でクリエイティブな生き方を表します。この瞬間をハートで深く感じること、感じたままを表現することを助けます。ターコイズは「Who am I?」という問いかけの色でもあり、自分が描く理想に近づけない自分を責めたり、自分の抱える不安に向き合うことや、繊細さゆえに傷つくことを恐れ感じることをブロックをしてしまっていることがあります。何かを作り出したいとき、感じたままを表現したいとき、柔軟な考え方をしたいとき、ターコイズがあなたに力を与えてくれるでしょう。

	◆ブルー◆
	「ブルー」は澄み渡る広大な空と海の色、「すべては一つ」というキーワードを持っています。キリスト教における聖母マリアは青いマントを着て描かれていることから、平和や穏やかな優しさを表します。「ブループリント」「人生の青写真」という言葉にも使われているように、自分の人生に責任を持つ意識が芽生えていることを表す色でもあります。穏やかで平和を大事にすることから、相手の気持ちを考えすぎて自分を抑圧してしまうことがあります。また、真面目さが強く出すぎて、いい加減な人は許せないという厳しさを表すこともあります。相手に信頼感を与えたいとき、忙しい毎日に疲れてしまったとき穏やかさを取り戻したいとき、ブルーがあなたの心に優しさを与えてくれるでしょう。

	◆ロイヤルブルー◆
	濃密な夜空の色である「ロイヤルブルー」は、洞察力を高め、物事の深みを見ていくことができる色です。眉間の間にある「第3の目」と対応しており、第六感、超能力につながる色です。厳格さや威厳を表す色でもあるため、出来すぎた人として一目を置かれます。「自分が我慢すれば・・・」と思う本物の平和主義ゆえに、ひたすら我慢をしてしまうという傾向があります。また、神秘の力を信じるため、辛い状況になると神頼みをする傾向も見られます。とても重要な話し合いをするとき、洞察力を高め五感を活性化させたいとき、ロイヤルブルーがその力を強めてくれるでしょう。

	◆バイオレット◆
	「バイオレット」は高貴な色です。昔は紫の染料が非常に希少で高価だったため、紫は様々な国で高貴・高位の象徴として尊ばれ、日本では聖徳太子が定めた「冠位十二階」の制度で紫に最高位が与えられました。高いところ、上へ行きたいという思いや、次の段階に移ろうとする「変容」を表します。レッドとブルーを混ぜて出来た色であることから、考え方の統合や精神的にバランスがとれていることを表します。深く考えすぎて決められなくなったり、過去のことをいつまでもくよくよと考えすぎてしまい、現実から逃避したい傾向を表す色でもあります。深い癒しを求めるとき、変化をしたいとき、バイオレットはあなたを癒しバランスを取り戻すお手伝いをしてくれるでしょう。

	◆マゼンダ◆
	優しさ、気遣い、細やかな気遣いを表すマゼンダは「ケアする人のケア」と呼ばれ、人をケアする立場にある人に健やかでいられるように力を貸してくれます。すべての色を含んだ色と言われることから、あらゆる可能性を秘めていることを表します。人の世話をすることに意識が向きすぎ、自分のケアをおろそかにしてしまいがちです。また完璧主義になりすぎ、満たされている現状に不満を感じてしまうこともあります。女性性のエネルギーを活かしたいとき、自分を顧みる余裕を持ちたいとき、自分自身に愛情を与えたいときに、マゼンダが優しくサポートしてくれるでしょう。

	◆ピンク◆
	「ピンク」は愛を象徴する色、無条件の愛を表す色です。思いやりや慈しみの心、女性らしい配慮が出来る優しさを持っています。とても愛にあふれるため人に愛を与えすぎ、自分自身が愛に、自分自身は愛を受け取ることが困難だと思っている傾向があります。この色が急に気になるとき、自分自身を愛で満たす必要があることを表すことがあります。自分自身を愛に満たすことで、周りの人にも愛を与えてあげることができます。周りの人にも、そして自分自身にも優しさや無条件の愛を与えたいと思うとき、ピンクがあなたの愛をサポートしてくれるでしょう。